ふらっとにのせて

アラサー会社員のネタバレ用ブログ。 V6とSomething ELse担当

よわよわエンジニアでも転職ドラフトで転職できたよ!の話

※こちらの記事は転職ドラフト体験談投稿キャンペーンに参加しています

 

今北産業

  • GitHubとか技術ブログとか公開しなくても指名はくるし内定ももらえる
  • 氷河期世代やリーマン世代の新卒就活に恵まれなかった層は登録だけでもしよう 得るものはあっても失うものはない
  • 紹介コード欲しければ「IKBQ」使ってね ビール美味しかったけど値段考えたらオライリー本が一番お得だと思う。カタログギフトは物によってはアマギフのがお得な模様

 

数ヶ月前、私はある体験談を求めて「転職ドラフト 体験談」を毎日検索バーに打ち込んでいました。

求めていたのは、謙遜でもなくマジのよわよわエンジニアの体験談です。

出てくる体験談は、「僕なんて全然大したことないです〜ww」と書きながらGitHubに草が生えまくってたり、Qiitaに毎日投稿していたりで……その……眩しすぎて読んでて落ち込んでしまい……

仕事以外の時間に技術に向き合う時間が取れないor取る気がない人間には不向きなサービスなの? と不安になっていたので、同じことを考えている人のために、こんな雑記ブログから投稿します。技術ブログ? そんなん持ってないけど?? というよわよわさでお送りします。

結論から言うと大丈夫だったから安心してください。

 

当時のスペック

  • 文系私大卒の30代零細SES社員
  • 家事育児が壊滅的に下手なので仕事以外の時間はそれだけで終わる。自己研鑽なんてする時間があればもっとまともな料理をつくって子に食べさせたい。
  • モダンな技術なんて知らねぇ。マネジメント経験ほぼねぇ。

転職ドラフトに登録したきっかけ

転職を検討し始めた時に、Twitterをよく見ていた方が体験談を投稿されたことをきっかけに知りました。

本音を書いてしまうと、私は転職ドラフトで転職をするつもりで登録したわけではありません。

上に述べた通り、「趣味=プログラミング」みたいなつよつよエンジニアのためのサービスというイメージが強かったため、私が転職ドラフトで内定をゲットするのは無理だと思っていたからです。

それでも何故登録したかというと、転職ドラフトの特徴の一つとして、『レジュメ』と呼ばれる職務経歴書の詳細バージョンを無料で添削してくれるというのがあります。

job-draft.jp

※リンク先は審査後の添削についての記事ですが、審査時にも添削をしてくれます!

 

この機能を利用して、いいレジュメ作って別の転職サービスで使おう! とクズな計画を立てていました。

ちなみに友達紹介プレゼントはビールにしました。
何故なら、残るものにすると後で「転職ドラフトで内定一つももらえなかったな…」と落ち込むと思ったからです。
ビールは美味しかったです。

転職ドラフトでの指名状況

審査は一発合格したものの、「合格にはしますが指名獲得は苦戦する可能性が高いです」と正直なFBをもらったので、まったく期待はしてませんでした。

しかし添削内容を受けて修正したのがよかったのか、指名は20件もいただきました!

現年収の倍の提示も多くびびりちらかしましたが、最終的にはプラス120万という、転職ドラフトの平均くらいで落ち着きました。*1

戦果は以下の通りです。

  • 指名:20社(うち1位指名1件。結果的にご縁はありませんでしたが感謝です!)
  • カジュアル面談:15社
  • 一次面接:4社
  • 二次面接:2社
  • 最終面接:1社
  • 内定:1社

カジュアル面談時点で今回ご縁があった会社に恋してしまい、その後話を聞いた会社はすべて選考をお断りしてしまいました。

それでもカジュアル面談はしっかり数をこなしてよかったです。理由は次の見出しにて。

 

面接で感じたこと

カジュアル面談

カジュアル面談を通じて思ったのは、以下のことです。

  • 企業は案外つよつよエンジニアを求めていない。それよりも人とコミュニケーションを取るのが好きな人や、企業のサービスに共感してくれる人を求めている企業が多かった。
  • サービスを沢山紹介したい会社や、エンジニアの働きやすさを沢山紹介したい会社など、面談で話したい内容は割とバラバラ。そのあたりで自分の相性を見るのがよさそう。
  • 面談をしていると全社に共通した自分に足りないスキルや経験が見えてくるので、選考までに対策しておける。

とくに最後のやつが重要です。私の場合はテストコードを書く文化のあるPJに所属したことがなかったのですが、指名を受けた企業は全てテスト仕様書なんて書いてなかったり、テストコードが設計ドキュメントとしている企業すらありました。でも、

テストコードを自社で提案することで、足りない経験をカバーできて、チーム改善案の提案という面接ネタもできて、チームのために自発的に動くことになるから自社内の評価が上がりました。

いいことしかなかったので、いきなり選考でもいいですがまずはカジュアル面談をしてみるといいと思います。

※カジュアル面談という名前の0.5次面接をする企業もあるらしいですが、転職ドラフトではそのあたりをきっちり取り締まってくれるので安心して受けられます。

選考

選考では既に会社説明は終わってる&こちらの過去の説明はレジュメで済んでいるので、自分の価値観や未来の話について聞かれることが多かったです。

指名を受けるとつい嬉しくなってしまいますが、転職ドラフトのレジュメの添削が良すぎるのか、企業側の期待値が高すぎることが多く見られました。「人柄はすごく素敵で是非一緒に働きたいのですが……スキル面を考慮すると年収を高く提示しすぎてしまい、ドラフトルールの都合上お見送りするしかなく……」という不採用メールも複数いただきました。

ただし、事前に指名から「何に困っているのか」「自分のどこを評価したのか」がわかり、カジュアル面談で「どんな会社なのか」「どんな人を求めているのか」がわかるので、面接対策がしやすい面もあります

以上のことから、内定率は他の転職サービスと比べてもプラマイゼロな印象です。最近転職ドラフトでは期待値を下げる機能が出たので、今参加したら内定の確度はもっと上がっているかもしれません。

また、このサービスの特徴として、選考に進んでいる企業がどんな人をどんな年収で指名しているのかがわかるという点があります。転職活動では「他の人に決まっちゃってお見送りとなりました」ということがままあると思うのですが、その他の人候補がわかるわけです。ライバルと比べて自分は何が足りないか・どこをアピールして差別化するとよさそうなのかがわかります。

提示年収がわかるのはもう一つ利点があって、「自分の上位互換な人にも指名している…!」と不安にならなくても大丈夫なんです。スコア的に自分の方が劣っていても、提示年収が低ければ勝機は十分あります。80点が採用ボーダーとして、400万で81点の人を採用するか500万で90点の人を採用するかは企業次第なので。これは内定前に年収を提示する転職ドラフトならではですね。

エージェント機能について(β版)

思いのほか指名が来た上、めちゃくちゃ入りたい最高な会社に出会ってしまった私。

新卒就活の時は企業分析も自己分析も面接対策もせずにありのままの姿を見せたら100社お祈りをくらった私。

誰かに相談したいけど、新たな求人紹介はいらないから転職相談事業には行きたくない! 友達に相談するのも転職ドラフトの制度が独特すぎてその説明だけで力尽きる! 誰か、求人紹介しなくて転職ドラフトのことも理解していて気軽に相談に乗ってくれる人はいないの〜〜〜〜!?!?

いた。

エージェントサービスは最初に面談をして、その時点で面接対策としてその時点で気になっていることを相談した後、その後は適宜チャットで相談したいことができたら相談する、というスタイルでした。

一般的な転職エージェントと違い、こちらからアクションを起こさない限りは連絡をとってくることはないです*2私はマイペースに転職活動できるからそれでよかったけど、誰かにグイグイ引っ張ってほしい人だと物足りないだろうなという印象を受けました。

私は選考を受ける企業の面接対策について主に相談していました。世の中の口コミサイトは提携する転職サービスに登録しないと口コミが見られなかったりするので、そこを代わりに調べてくれるのはありがたかったです。

とくに今回ご縁があった企業は独特な採用基準を定めている*3こともエージェントさんが教えてくれたので、思い切って面接では仕事の話はほぼせずに、その採用基準に沿ったプライベートのエピソードを話しまくりました。それがよかったみたいです。

転職ドラフトへの改善要望

カジュアル面談を受けた時、「自分は客先常駐でしか働いたことないです」というお話をしたら急に先方の態度が変わってしまい、その後まったく連絡も来ず…ということがありました。

アンマッチなのにいい顔してもお互い時間の無駄なので、その企業を責める気はないんですけど、「こんな人はオファー承諾しないでください」みたいな欄が企業説明側にあればカジュアル面談も受けずに済んだのになぁと思います。企業が正直に書くかどうかは別として。

転職ドラフトを使ったことがない方へのメッセージ

私の場合、自分から応募するタイプのサービスでは絶対に応募しなかっただろう有名企業から沢山オファーをいただけて、その中の一社に前職からプラス120万の年収で内定を得ることができました。書類選考免除・現年収を聞くのは禁止という独自のルールがあったから達成できたことです。

私も当てはまるのですが、氷河期やリーマンショックで新卒就活に恵まれなかった人は絶対に登録した方がいいです。他の転職サービスでは必ず今の会社の規模や年収を見られるので、応募企業から書類で足切りされたり、現年収をベースとした年収でオファーされてしまいます。新卒カードを使う年の景気がその後の転職にもずっと影響するなんて本当に馬鹿げてるし、悔しいと思ってきました。転職ドラフトは、そんな私の救世主のような存在です。

また、転職ドラフトはプロフィール記入欄や履歴書も含め、性別の記載を求める欄が一切ありません。名前の提示も自由に選べるので、明かす気がなければ性別のことを伝えないまま内定をもらうことも不可能ではないです。これは是非とも他の転職サービスも真似していただきたいところだと思います。トランジェンダーの方は勿論ですが、私はSES時代に「若い女性であればスキル問いません!」「稼働高めなので男性でお願いします!」みたいな案件募集が非常に嫌だったので、こういう配慮は本当に嬉しいです。

今回は結果的に内定はもらえたものの、内定もらえなかったとしても登録してみてよかったです。色んな企業と話しができて、自分の大事にしたいことや足りないことがわかったものの、失うものはなかったので。

転職ドラフトを利用する前は、「アウトプット=皆さまにお見せする価値のある素晴らしいものしかやってはいけない」というイメージがありましたが、たくさんの面談を通してもっと気軽なものでいいのかな、誰かに見せて評価されることだけでなく、外に出すことそのものにも意味があるのかな、と思えたのが大きいです。最近はプライベートでもGitHubアカウント作ったし、Qiitaにもちょっとだけ投稿してます。年収上がった分家事育児を外注して、その分自己研鑽できたらな~なんてことも思ってます。LT会とか興味あります!

私は転職先の会社が好きすぎるので、今後お世話になることはない可能性が高いですが、今後も応援しています。

*1:

job-draft.jp

*2:あくまでβ版当時の私の話です。指名獲得に苦労している方や正式リリースした今は違うかも。

*3:詳しく書くと簡単に特定できるレベルなのでぼかしますが、技術とはまったく関係がなく、人柄とも違うので意識しないとアピールできないようなものです。